女性の身体を持つみなさま、デリケートゾーンをケアしていますか?最近雑誌やSNSで見かけるようになった「デリケートゾーンケア」。
どうして注目を集めているのかというと、デリケートゾーンをケアすることで生理、出産、更年期とライフステージごとに変わる女性特有の悩みが緩和され、さらには新たな美の可能性が見込めるからです。
しかし排尿や、おりもの・経血排出など女性の身体にとって”出口”のようなイメージがあるアソコ。髪や肌と違い変化も感じづらいですし、自分からは見えない部位のため「ケア」という言葉と結びつきにくいのではないでしょうか。
今回、【フェムケア超初級編】としてデリケートゾーンの謎と、ケア方法について徹底解説します。
「デリケート」ゾーンっていうけど、どのくらいデリケート?
そもそも女性の”アソコ”、いわゆるデリケートゾーンがどのくらいデリケートか、ご存じでしょうか?
「生理の役割を担ったり、出産したり、なんとなく大切な部位」という認識はあるものの、その繊細さを知らない女性も多いようです、
この記事では改めて、なぜ「デリケート」ゾーンと呼ばれるのか、から紐解いていきましょう。
デリケートゾーンの皮膚は瞼の0.6mmより薄い!傷つきやすく繊細な部位なのです
デリケートゾーンとは女性器の粘膜がある膣の外側、pitonではVIOのことをさしてご説明します。
皮膚の厚みは瞼の0.6mmより薄く、瞼をつまんでみるとその薄さがよくわかります。ゆえにデリケートゾーンは外からの刺激に弱く、とても傷つきやすい。
にも関わらず、常に下着と衣類に覆われ通気性が悪い環境下、皮膚同士も密着したつくりで、汗やおりものなどの分泌により蒸れやすくなっています。さらに、生理のときにはナプキンなどとの擦れも起こり、入り組んだ構造のため汚れも溜まりやすい。
汚れやすい環境、構造なのに日常的にケアする人が少ない……。
恐らくみなさんは「放置している」という感覚もなく、無意識のうちに放置されている状態かもしれません。
脱毛などをきっかけにデリケートゾーンの黒ずみに気づく方もいますが、それも日頃の積み重ねによってできてしまったもの。本来であればトイレでの拭き方やお風呂上がりのタオルでの拭き方にも気をつけた方がいいくらい、とっても繊細なのです。
もともとバリア機能も備わっている優れモノ! しかしケアをしないと弱まってしまう
悪いものを外に出したり、怪我が治癒する身体の仕組み同様、デリケートゾーンにも元からバリア機能が備わっています。ただ、このバリア機能もメンテナンスしなかったりケア方法を間違えると、機能が弱まってしまいます。
ケアするうえで知っておきたいのが、酸性やアルカリ性を示す「pH値」という値。
ハンドソープなどで弱酸性、という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、これは文字通り酸性が弱いということ。
デリケートゾーンの粘膜はバランスを保つため酸性です。
顔や体の汚れをおとすボディーソープはアルカリ性に近いため、同じソープで洗うとデリケートゾーンのpHがアルカリ性に傾いてしまい、必要なバリア機能まで強い洗浄力で洗い流されてしまうのです。
顔には顔の洗顔料や化粧水を使うように、デリケートゾーンにはデリケートゾーンに合わせたアイテムを使い、刺激を与えないように優しくケアしましょう。
デリケートゾーンケアとは、洗浄と保湿の2本柱!
は「デリケートさはわかったけれど、一体どうしたらいいの?」というと実はまったく難しくありません。大きくは<洗浄>と<保湿>の2つがポイントです。
<洗浄>優しく優しく、労わるように洗いましょう
デリケートゾーンの洗浄には、pH値の合っている専用のソープを使いましょう。
海外では、洗顔用、ボディ用、デリケートゾーン用でそれぞれソープを分けるのは当たり前の習慣として根付いています。
①まずは、専用のソープで汚れを落とします。
②洗い流すときは、シャワーの水圧を弱めに。刺激を与えないようにしましょう。
このとき、膣内は洗わないでください。ソープやシャワーをあてず、備わっている自浄作用を傷つけないようにします。
③洗い終わったあと、タオルでごしごし拭くのは禁物。優しく押さえながら水気をとります。塗れていてもOK。
<保湿>専用オイルでしっかり保湿! 経皮吸収率が高いため、成分にも注意
肌と同じように、デリケートゾーンも洗ったあとは皮脂が少ない状態なので乾燥します。また、日常的にも下着やナプキンとの摩擦で負担も大きいデリケートゾーン。しっかり保湿することが大切です。
専用のオイルやクリームを使い、デリケートゾーンを撫でるように塗布します。ここでも刺激を与えないようにするのがポイント。
また、ソープやオイルは成分にも気を配りましょう。デリケートゾーンは、皮膚の中でも経皮吸収率がダントツで高い部位。
経皮吸収率とは、皮膚を通して成分などを吸収する度合いのことで、二の腕の内側を1としたとき、ハンドクリームなどをつける手のひらは0.8で吸収率は低く、化粧水をつけたりメイクをする頬は13.0ほど。しかし、デリケートゾーンの経皮吸収率は腕の内側の約40倍の42.0。
なんでも吸収してしまうので体に優しい、天然由来の成分がおすすめです。
デリケートゾーンケアアイテム選びの3ポイント
デリケートゾーンの<洗浄><保湿>のアイテム選びの基準は大きく3つポイント。
①体に優しい成分であること。
経費吸収率が高いため、なるべく体への負担が少ない天然由来の成分を使用したアイテムが理想です。
②効果効能があること
膣を清潔に保ち、潤いを与える=女性ホルモンのバランスを整えることに繋がります。膣内の自浄作用を整えてくれるアイテムを選びましょう。
③pHがあっていること
デリケートゾーンのpH値に合わせたソープで洗浄し、バリア機能がしっかり働く状態を保ちましょう。
このように日頃から<洗浄><保湿>をすることで、ホルモンバランスやバリア機能が整い、少しずつ不調が和らいでいきます。
体の内側から自分を整えることができるのがデリケートゾーンケア。日頃悩まされる“ゆらぎ”がある人はまず、明日からデリケートゾーンケアを始めてみてください。
pitonは「神の木」から採れる万能オイル、タマヌオイルをキー成分にしたデリケートゾーン専用アイテム
繊細で傷つきやすいデリケートゾーンのために、pitonはデリケートゾーン専用アイテムに「タマヌオイル」を使っています。
タマヌオイルは、抗炎症・抗菌・高保湿に特化したデリケートゾーンケアにはぴったりの天然成分。
次回は、全身にも使える万能タマヌオイルの魅力について紹介します。
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